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真宗出雲路派(しんしゅういずもじは)

福井県越前市の毫摂寺(ごうしょうじ)を本山とする浄土真宗の一派です。 起源は親鸞の創建に遡ると伝えられ、中世〜近世にかけて越前で独自の法統を形成し、 明治5年に本願寺派と合同するが、明治11年に独立し真宗出雲路派を形成。
真宗出雲路派の系統は、親鸞聖人の門弟の一人である真宗十派の祖・如道(にょどう)につながる系譜を持っています。如道の流れが京都の出雲路に道場を開いたことから、「出雲路」の名前が付いています。

歴史と経緯
・京都での開創
天福元年(1233年)、親鸞が京都の出雲路(現在の京都市北区周辺)に毫摂寺を創建し、長男の善鸞に与えたのが始まりと伝えられています(覚如の高弟・乗専を祖とする説もあります)。派名の「出雲路」はこの地名に由来します。
・越前への移転
室町時代に応仁の乱などの兵火によって京都の堂宇が焼失したため、寺基を越前国(現在の福井県)へ移しました。その後も戦乱(織田信長軍と一向一揆の戦いなど)に巻き込まれ何度も焼失や再興を繰り返しました。
・現在地での再興と公家との関係
慶長元年(1596年)、第12代善照のときに現在の越前市清水頭へ移り再興を果たしました。江戸時代には朝廷(皇室)や公家(花山院家)との繋がりが深く、一時期は天台宗青蓮院門跡の院家となった歴史を持ちます。そのため、寺紋にも花山院家の「菖蒲菱」が用いられています。
・近代の独立
明治初期の一時的な合同を経て、1878年(明治11年)に独立した一派「真宗出雲路派」として正式に結成されました。

開祖:親鸞(見真大師)
創建:親鸞が京都出雲路に開いた寺院を善鸞に譲ったことに始まるとされる。本願寺三世・覚如の弟子である乗専(じょうせん)が京都の出雲路に毫摂寺をひらいたことが実質的な立ち上げとされています。
本尊:弥陀如来(あみだにょらい)
本山:毫摂寺(ごうしょうじ)
末寺数:67ヶ寺

浄土真宗では、阿弥陀仏の本願を信じ、「南無阿弥陀仏」と念仏を称えることで救われるという教えを中心にしています。真宗出雲路派も基本的にはこの浄土真宗の教えを受け継いでいます。
儀式作法は真宗大谷派(東本願寺)に準じる。

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