臨済宗向嶽寺派 大本山
塩山 向嶽寺(えんざん こうがくじ)
臨済宗向嶽寺派の大本山。「富嶽(富士山)に向かう寺」という意味を込めて名付けられ、名峰「塩ノ山」の南麓にたたずむ厳かな禅寺です。観光を目的とした「拝観寺院」ではなく、現在も修行僧が厳しく心身を鍛える純粋な「修行道場」であるため、一般の建物内部や庭園の拝観は原則おこなっていません。
富士山を真南に仰ぐ特異な立地にあり、国宝の「絹本著色達磨図」をはじめとする多くの文化財を所蔵しています。
南北朝期(1378–1380)に草庵から始まり、武田氏の庇護を受けて発展した、甲斐国を代表する禅宗寺院です。
正式名:向嶽寺
創設者: 抜隊得勝(ばっすいとくしょう)
創建年: 1380年(康暦2年)
宗派:
臨済宗向嶽寺派
本尊:
釈迦如来
寺格:
大本山
山号:塩山
●主な特徴と文化財
・一直線の伽藍配置: 総門から中門、仏殿、方丈、そして背後の塩ノ山までが、富士山に向かって真南にほぼ一直線に美しく並んでいます。
・絹本著色達磨図(国宝): 「八方にらみの達磨」として有名な日本最古級の水墨画・達磨図を所蔵しています(現在は東京国立博物館に寄託)。
・中門(重要文化財): 室町時代中期の四脚門で、度重なる火災を免れた境内唯一の古建築です。
・向嶽寺庭園(国の名勝): 塩ノ山の斜面を利用した美しい石組みの江戸初期庭園です。
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