愛宕神社(仙台)陸奥国 宮城県仙台市太白区
伊達政宗の移封とともに米沢から岩出山を経て仙台へ移された愛宕社で、慶長8年(1603)に現在の愛宕山へ遷座した。軻遇土神を祀り、仙台城下の火防・鎮護の神として歴代伊達藩主から厚く崇敬された。近代社格制度では村社だが、仙台の伊達家史・城下町史における重要性は非常に高い。江戸時代初期の本殿・拝殿は仙台市指定有形文化財である。
古くから火防の神として東北地方に広まった愛宕信仰の中心的存在の一つである。仙台藩主・伊達政宗の時代に現在地に遷座し、以後、城下町の守護神として崇敬を集めた。社号の「愛宕」は、京都の愛宕神社に由来する。
境内は緑豊かで、春の桜や秋の紅葉など四季折々の自然が美しい。急な石段を上る参道の先には本殿があり、頂上からは仙台の市街地や太平洋が望める。夜景の名所としても人気が高い。
行事と信仰
毎年1月24日に「どんと祭」と呼ばれる正月行事が行われ、正月飾りや古札を焚く火祭りが有名である。また、火防祈願祭や例大祭などを通じ、地元住民や企業の防災祈願の場として今も厚く信仰されている。
御祭神:
火産霊神(ほむすびのかみ)
創建:平安時代以前に起源を持つと伝承
社格等:近代社格制度 村社
主な御利益:火防、厄除け、開運
特徴:仙台市街・太平洋を望む展望地