延喜式の神名帳にものせられ河内の国一の宮を誇る古社
主祭神として祀られている天児屋根命(あめのこやねのみこと)は、「日本書紀」神代巻に「中臣の上祖(とおつおや)」「神事をつかさどる宗源者なり」と記され、古代の河内大国に根拠をもち、大和朝廷の祭祀をつかさどった中臣氏の祖神で、比売御神(ひめみかみ)はその后神です。
経津主命(ふつぬしのみこと)・武甕槌命(たけみかづちのみこと)は、香取・鹿島の神で、ともに中臣氏との縁深い神として知られています。
見どころ(重要度順)
① 本殿(東大阪市指定文化財)— 春日四連枚岡造 四殿が横一列に並ぶ独特の構造。 春日大社の原型となった建築で、歴史的価値が極めて高い。
② 神津嶽(かみつだけ)本宮 創祀の地であり、神武天皇ゆかりの聖地。 毎年9月16日に例祭が行われる。
③ 注連縄掛神事(お笑い神事)— 12月23日 神職と氏子が大声で笑うという全国的にも珍しい神事 春の訪れを願う祈り 東大阪市無形民俗文化財
④ 粥占神事(1月11日) 小豆粥でその年の稲の実りを占う古代祭祀 大阪府選択無形民俗文化財
⑤ 秋郷祭(10月14–15日)— 太鼓台・地車の勇壮な祭り 府下随一の規模 太鼓台(布団太鼓)が境内を練り歩く
⑥ 枚岡梅林(かおり風景100選) 23品種・280本の梅が咲く名所 境内南側に広がる美しい梅林
⑦ 御神木「ビャクシン」 神武天皇お手植えの木の分木と伝わる
御祭神:
第1殿 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
第2殿 比売御神(ひめみかみ)
第3殿 武甕槌命(たけみかづちのみこと)
第4殿 経津主命(ふつぬしのみこと)
・創建: 伝・初代神武天皇即位前3年
初代天皇の神武天皇が大和の地で即位される3年前と伝えられています。
神武御東征の砌、神武天皇の勅命を奉じて、天種子命(あめのたねこのみこと)が平国(くにむけ)(国土平定)を祈願するため天児屋根命・比売御神の二神を、霊地神津嶽(かみつだけ)に一大磐境を設け祀られたのが枚岡神社の創祀とされています。
・社格等:河内国一宮・官幣大社・名神・二十二社
・ご利益:総合運・全体運・所願成就
・札所等:神仏霊場巡拝の道