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名所めぐりは過去に行ったことのある土地の紹介です。

どこへ行ったのか忘れてしまうので独遊庵の名所めぐり

八坂刀売命(やさかとめのみこと)建御名方の妻

「日本一の軍神」ともいわれる建御名方(たけみなかた)の神のお妃とされる

八坂刀売命
名前の意味:「八坂(ヤサカ)」は「弥栄(ますます栄える)」や幾多の坂道(峠)、「刀売(トメ)」は「女性・女神・巫女」を意味する。

・八坂刀売神(やさかとめのかみ):諏訪大社 下社 秋宮、諏訪大社・下社春宮、諏訪大社 上社 前宮、鎮西大社 諏訪神社
・八坂刀売命 (やさかとめのみこと):小名浜諏訪神社、四倉諏訪神社
・前八坂刀賣命(さきのやさかとめのみこと):大星神社

系譜
:古事記や日本書紀には直接的な記述がなく、出自については諸説あります。安曇氏の出身とする説や、饒速日命に従って天降った天八坂彦命の娘とする説などがあります。
中世には、八坂刀売命を天竺の出身で波斯匿王の娘とする垂迹説話も流布しました。
夫:建御名方神(たけみなかたのかみ)
子:建御名方神との間には21柱(一説には22柱や25柱)もの多くの子どもが生まれたと伝わっており、諏訪地方の各神社に祀られています。

・諏訪湖の御神渡り:冬の諏訪湖に現れる御神渡りは、建御名方命が凍った湖を渡って八坂刀売命に会いに行く様子を表した伝説です。
・夫の建御名方神と夫婦喧嘩をした際、八坂刀売命は化粧用の湯を含ませた綿(湯玉)を持って下社へ移り住もうとしました。その移動の途中で湯がこぼれ落ちた場所から湧き出たのが「上諏訪温泉」、到着した下社で綿を置いた場所から湧き出たのが「下諏訪温泉(綿の湯)」だとされています。
八坂刀売命・治水伝説 :建御名方神と協力し、山を穿って日本海へ水を流し平地を得た。

諏訪大社での祀られ方:諏訪湖を挟んで鎮座する諏訪大社のうち、主に下社(春宮・秋宮)の祭神として知られていますが、諏訪大社上社の前宮などでも祀られています。
諏訪大社・下社春宮
諏訪大社・下社秋宮
諏訪大社・上社前宮

水神、農業神、温泉の神、国造りの神など、様々な側面を持つとされています。

関連

  • 天八坂彦命(あめのやさかひこのみこと)は、邇速日命に従って天降った三十二神の一柱とされます。伊勢神宮所管の「神麻続機殿神社」などに祀られる神で、伊勢神麻続連(かんおみはたつれ)氏の祖神と伝えられています。
  • 波斯匿王(はしのくおう、Prasenajit)は、釈迦と同時代に中インドのコーサラ国を治め、仏教教団を熱心に保護した王様です。舎衛城(しゃえいじょう)に住み、釈迦の教えに帰依し、仏教の発展を支えた重要な人物
  • 垂迹説話(すいじゃくせつわ)とは、仏教の「本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)」という考え方に基づいた物語群で、「神道の神々は、実は仏(仏・菩薩)が人々を救うために仮の姿(垂迹)として現れたもの」と説くものです。これは神仏習合思想(神と仏は本来一体であるという考え)の代表例で、平安時代から鎌倉時代にかけて発展し、各神社の祭神に本地仏(阿弥陀如来、観音菩薩など)が割り当てられ、神仏が融合して祀られました。