仏教仏教の宇宙観
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仏教の宇宙観
釈迦如来は、
欲界・
色界・
無色界の
三界を超えた悟りの境地にいます。
須弥山の上方、
色界・
無色界をさらに超えた領域
●三界:迷いのある衆生が輪廻(生まれ変わり)し続ける3つの世界
天界は、存在のあり方によって三つに大別されます。
- 欲界(よくかい):物質的な欲望や感情が存在する世界で、さらに六つの六欲天に分かれます。
四大王衆天:須弥山の中腹に住む四天王が司る世界。
三十三天:須弥山の頂上に住み、帝釈天が住む世界。
六欲天(ろくよくてん):欲界(食欲・睡眠欲・淫欲に支配される世界)の最上部に位置する6つの天界の総称です。欲望を完全には捨てきれない神々が住み、下から順に四王天、忉利天、夜摩天、兜率天、楽変化天、他化自在天で構成されます。
- 色界(しきかい):物質的な形は存在するが、欲望が浄化された状態の世界です。禅定の段階と対応しており、初禅から四禅まで四段階に分かれます。
- 無色界(むしきかい):物質的な形や欲望が全く存在しない、純粋な意識の世界です。四つの天(空無辺処、識無辺処、無所有処、非想非非想処)があり、天界で最も高い存在とされます。
仏像の種類として、「天部(てんぶ)」という言葉が用いられる。
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仏の種類
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五智如来:密教において大日如来(だいにちにょらい)が備える5つの「智慧(ちえ)」を、5体の如来にあてはめた仏像群(金剛界五仏)です。中心の大日如来を中心に、東西南北に配置され、人間の煩悩を悟りの知恵へと転換する力を象徴します。
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無色界:
大日如来
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色界:
阿閦如来
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欲界:
宝生如来・
阿弥陀如来・
不空成就如来
●須弥山:世界の中心にそびえ立つとされる巨大な聖なる山
頂上には
帝釈天が住む
東西南北を守護する
四天王
持国天(じこくてん) - 東方守護
増長天(ぞうちょうてん) - 南方守護
広目天(こうもくてん) - 西方守護
多聞天(たもんてん/毘沙門天) - 北方守護
●六道・六界(ろくどう・ろくかい)
六道(ろくどう/りくどう)六界(ろっかい・ろくかい)とは、迷いのある衆生(生きとし生けるもの)が、死後に生前の行い(業)によって転生する、苦しみに満ちた6つの世界のことです。
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天道からなり、この世界を絶えず生まれ変わり続ける「六道輪廻」から解脱(脱出)し、極楽往生することが目標とされます。
苦しみが少ない順に以下の6つがあります。
- 天道(てんどう)、天界 喜びや楽しみが多いが、長くは続かない世界。自然の摂理や天地の道理、太陽(お天道様)、または仏教における最も楽が多い「天界」を指す言葉です。人の力を超えた万物を支配する法則や、運命を意味し、江戸時代には庶民の信仰対象として太陽と結びつきました。
- 人間道(にんげんどう)、人界 私たちが生きる「人間界」のこと。喜びと悲しみ、四苦八苦が混在する世界であり、仏法を学び修行して悟り(解脱)を目指せる唯一の世界とされる。人道、人界とも呼ばれる。
- 修羅道(しゅらどう)、修羅界 争い、嫉妬、怒りが絶えず、戦いと血が流れる凄惨な世界です。阿修羅が支配し、常に他者と優劣を競う「勝他の念」が強い者が死後に堕ちるとされ、雷鳴が轟く中、傷つけ合う戦いから逃れられない場所
- 畜生道(ちくしょうどう)、畜生界 愚痴の心や恥知らずな行為(本能のままの行動、弱肉強食)により死後に輪廻転生する、苦しみの多い「動物の世界」です。理性や羞恥心がなく、食欲・性欲・睡眠欲に支配され、互いに食い合う「無知」と「恐怖」の世界とされています。
- 餓鬼道(がきどう)、餓鬼界 生前の「強欲さ」「嫉妬」「物惜しみ」によって堕ちる、飢えと渇きに永遠に苦しむ世界です。喉が針のように細くお腹が山のように膨れた姿で、食べ物を口にしようとすると炎に変わるため決して満たされません。
- 地獄道(じごくどう)、地獄界 生前の悪行(強い怒り、殺生など)により死後に堕ちる、最も苦しみの深い最下層の世界です。灼熱の炎や氷など、飢えと渇き、殺し合いが絶えない想像を絶する苦しみが永遠ではなく、罪を償うまで続く場所とされています。
・六道輪廻(ろくどうりんね)とは、仏教において、すべての生命が死後、生前の行い(業)によって「地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天」という6つの迷いの世界を、生まれ変わり死に変わりしながら、車輪のように巡り続ける(輪廻する)という教えです。この苦しみのサイクルから抜け出し、悟りを開くことが仏教の最終目的(解脱)とされています。
● 大日如来(毘盧遮那仏)と十方諸仏の位置関係
東方:
阿閦如来(阿閦仏) — 不動の心を象徴。
南方:
宝生如来 — 慈悲と布施の徳を象徴。
西方:
阿弥陀如来 — 無量光・無量寿の仏。
北方:
不空成就如来 — 行願を成就する仏。
上方:
釈迦如来— 現世を教化する仏。
下方:
降三世明王 — 煩悩を断つ力を象徴。
東南:
文殊菩薩 — 智慧の化身。
西北:
普賢菩薩 — 行の徳を象徴。
東北:
弥勒菩薩 — 未来仏。
西南:
観音菩薩 — 慈悲の化身。

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阿弥陀如来(阿弥陀仏)と十方諸仏の位置関係
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真言宗などの
密教では宇宙の根源である
大日如来が最高ですが、浄土教では救済の力を持つ
阿弥陀如来が最高位
東方:
薬師如来— 医王仏、病を癒す慈悲の象徴。
南方:
宝生如来 — 布施と慈悲の徳を表す。
西方:
釈迦如来 — 現世を教化する仏。
北方:
不空成就如来 — 行願を成就する仏。
上方:
大日如来 — 宇宙の根本仏、法身の象徴。
下方:
地蔵菩薩 — 地獄界を救う菩薩。
東南:
普賢菩薩 — 行の徳を象徴。
西南:
弥勒菩薩 — 未来仏、次の時代の救済者。
東北:
観音菩薩— 慈悲の化身。
西北:
文殊菩薩 — 智慧の化身。
●十界(じっかい)とは、生命の状態を地獄から仏まで10種類に分類した生命論です。迷いの「六道」と、悟りの「四聖」から成り、全ての人間がこの10の境涯を自身の生命の中に持っている(十界互具)とされています。日々の感情や心の持ち方の変化を理解する指標です。
- 十王は、死者が亡くなった後 7日ごとに10回の審理を行う冥界の裁判官