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神道の用語「神格」「神社建築」「祭祀」「共同体」「制度」「思想」

神道の用語は、神(神格)・祭祀(儀式)・神社構造・信仰概念・歴史制度など、多層的な体系に分かれています。

1. 神(神格)に関する用語
2. 神社の構造・建築に関する用語
3. 祭祀・儀式に関する用語
4. 信仰・共同体に関する用語
5.神社制度・歴史に関する用語
6. 神道思想・概念に関する用語




相殿神 相殿神 主祭神(しゅさいじん)と一緒に祀られている神々
青人草 あおひとぐさ 人々を意味する古語
明き浄き直き誠の心 あかききよきなおきまことのこころ 神道の理想的な心のあり方
赤米 あかごめ 神事で用いられることのある古代米
明つ心 あかつこころ 明るく正しい心
赤不浄 あかふじょう 出産に伴う穢れ
顕津神 あきつかみ 人間界に現れて働く神。
アニミズム   万物に霊が宿る思想
天津神 あまつかみ 「高天原に住む神々」 天照大神・高御産巣日神など。国家祭祀の中心で、天孫降臨神話の主体。国津神との対比が重要。
現人神 あらひとがみ 生きながら神格化された存在
荒魂・荒御魂 あらみたま 「神の荒々しい側面」 武威・積極性を象徴。荒魂を祀る社は勝負・開運の信仰が強い。和魂との二面性
伊勢講 せこう 伊勢参宮を目的とした信仰集団
伊勢信仰 いせしんこう 伊勢神宮を中心とする信仰
一宮 いちのみや 各国の最重要神社
忌服 いぶく 死や出産などに伴う穢れを避けるための謹慎期間
忌火 いみび 神事のために清浄な方法で起こした火
斎主 いわいぬし 神事を執り行う祭主
磐座 いわくら 「神が宿る岩」 社殿以前の祭祀形態。花の窟神社などが典型。
磐境 いわさか 神さま(神霊)をお迎えし、祭るために石や岩を用いて作った神聖な祭場(空間)
斎庭 いわにわ・ゆにわ 神事を行う清浄な場所
氏神 じがみ 「地域共同体の守護神」 古代は氏族の祖神。中世以降は地縁共同体の守護へ変化。氏子制度の基礎。
氏神神社 うじがみじんじゃ 氏神を祀る神社
氏子 うじこ 氏神を信仰する地域住民
産土神 うぶすながみ 「生まれた土地の守護神」 個人に終生寄り添う神。氏神との違い
絵馬 「祈願を込めた木札」 古代の“生馬奉納”の代替。
延喜式 えんぎしき 平安時代中期に編纂された律令の施行細則(マニュアル・細目)をまとめた法典
大祓 おはらえ 6月・12月に行う穢れや罪を祓い清める重要な神事
大御神 おおみかみ 特に尊い神への尊称
奥宮 くみや 「本宮より奥にある聖地」 山岳信仰・修験道との結びつきが強い。
御師 おし 参詣者を案内する宗教者(中世〜近世)
御田植祭 御田植祭・おんだまつり 皇室の領田で、その年の五穀豊穣を祈願して行われる伝統的な農耕儀礼。
御旅所 おたびしょ 祭礼(神幸祭)において、神様(一般には神体を乗せた神輿)が本宮から巡行の途中で休憩または宿泊する場所、あるいは神幸の目的地となる場所
御札 おふだ 神の加護を授けるための札
御神酒 おみき 神に供える酒
御神籤 おみくじ 吉凶を占う授与品
 
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神楽 かぐら 「神事としての歌舞」 宮中神楽・里神楽・出雲神楽など体系が多層。神降ろしの儀礼的意味を持つ。
神楽殿 かぐらでん 神楽を奉納する建物
かみ 神道で信仰される神聖な存在
神籬・神垣 かみがき(ひもろぎ) 神を迎えるために設ける神聖な場所
神棚 かみだな 家庭で神を祀るための祭壇
神渡り かみわたり 神の通行とされる自然現象
還幸祭 かんこうさい お祭り(神幸祭)で神様が神社から御旅所(おたびしょ)へ移動された後、再び元の神社へと戻られる(還御される)際に行われる神事・祭礼
勧請 かんじょう 他の神社から神を迎えて祀ること 全国の分社・一宮制度の広がりを理解する鍵。
惟神の道 かんながらのみち 神意に従う生き方
神奈備 信仰 かんなび 神が宿る山や森
神主 かんぬし 神社に奉仕する神職
官幣社 かんぺいしゃ 国幣社 — 近代社格制度の国家管理社格
官幣大社 かんぺいたいしゃ 天皇や皇室に特に深い関わりがあり、国から最高ランクの厚い待遇を受けた神
官幣中社 かんぺいちゅうしゃ 朝廷や国から特別な奉幣を受ける神社のうち、格式が「中」に位置づけられた神社
紀元節 きげんせつ 『日本書紀』に基づく初代天皇である神武天皇の即位日を記念する祝日
帰幽 ゆう 死去すること
祈年祭 きねんさい 五穀豊穣を祈る祭り
禁忌 きんき 「避けるべき行為」 死・血・病などの“穢れ”概念と密接。
禁足地 きんそくち 「立入禁止の聖域」 古代祭祀の痕跡が残ることが多い。
宮司 うじ 「神社の最高責任者」 中世の社家制度・近代の神職階級制度と関連。
奇魂 くしみたま 幸魂(さきみたま)神霊の働きの分類(四魂)
供饌 ぐせん 神前に供物を供えること
国津神 くにつかみ 「地上の神々」 大国主神など。天津神との対立・統合(国譲り)が神話構造の中心。
敬神 いしん 神を敬うこと
境内 けいだい 「神社の敷地」 神域の構造(鳥居・参道・社殿配置)を理解する基本。
穢れ けがれ 「不浄の概念」 祓・禊の儀礼体系の根幹。
結界 けっかい 神聖な区域を区切る境
皇祖神 うそしん 皇室の祖先神
国幣社 こくへいしゃ 官幣社 — 近代社格制度の国家管理社格
御朱印 ごしゅいん 神社参拝の証として授与される印
御神体 ごしんたい 「神が宿る物体」 鏡・剣・玉・岩・山など多様。
古神道 こしんとう 仏教伝来以前の神道
御神徳 ごしんとく 神の恵み
御神木 ごしんぼく 神聖視される樹木
言霊 ことだま 「言葉に宿る霊力」 祝詞の構造理解に不可欠。
狛犬 こまいぬ 「神域を守護する獣像」 阿形・吽形の対構造は密教的影響も指摘される。
権宮司 ごんぐうじ 宮司(ぐうじ)を補佐するナンバー2のポジション
権現造 ごんげんづくり 神社建築の様式の一つ
権禰宜 ごんねぎ 宮司を補佐する「禰宜(ねぎ)」に次ぐ階層
 
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祭儀 さいぎ 神を祀る儀式
祭祀 さいし 神を祀る儀式全般 宮中祭祀・神社祭祀・民間祭祀の三層構造
祭神 さいじん 神社で祀られる神
祭政一致 さいせいいっち 「祭祀と政治の統合」 古代国家の基本原理。天皇祭祀の正当性の根拠。
祭礼 さいれい 神社で行われる祭り
さかき 神事に用いる常緑樹
幸魂 さきみたま 奇魂(くしみたま)神霊の働きの分類
参集殿 さんしゅうでん 参拝者のための施設
参道 さんどう 神社へ続く道
式内社 きないしゃ 『延喜式』に記載された官社
式内大社 しきないたいしゃ  『延喜式(えんぎしき)』の「神名帳(じんみょうちょう)」に記載された格式の高い神社
式年祭 しきねんさい 建〇〇年など、節目となる特定の年に行われる特別な大祭。
式年遷宮 しきねんせんぐう 一定年数ごとに社殿を新築して遷す神事
四大節 しだいせつ 戦前の日本において祝祭日の中で特に重要視された4つの大きな祭日の総称
紙垂 しで ジグザグの白紙飾り
四方拝 しほうはい 1月1日の元旦早朝に、宮中(皇室)で行われる最も重要な祭祀の一つ
注連縄 しめなわ 「神域を示す縄」 結界の象徴。古代の境界祭祀と関連。
霜月大祭 しもつきたいさい 旧暦の11月(霜月)やそれに合わせて毎年12月頃に、全国の神社で行われる重要なお祭り
社格 しゃかく 神社の格式や序列を意味する言葉
社叢 しゃそう 神社を取り囲むように茂っている森や林のこと
社殿 しゃでん 神社建築の総称
修験者 しゅげんじゃ 山岳信仰に仏教などが融合した宗教「修験道(しゅげん道)」の修行者
修験道 しゅげんどう 「山岳修行の宗教」 神仏習合の典型。熊野・吉野・出羽三山が中心。
主祭神 しゅさいしん 神社に祀られている複数の神様の中で、最も中心として崇められている神様
出仕 しゅっし 神職(神主)の「見習い」や、宮内庁などの特定の役職を指す言葉として使われる。
修祓 しゅばつ 神事の前に行うお祓い
神階 しんかい 朝廷が、日本の神社の祭神に対して授けた「位階(神のランク)」
神幸祭 しんこうさい 神輿などで神が地域を巡る祭り
神使 しんし 「神の使い」 狐(稲荷)・鹿(春日)・蛇(弁財天)など。
神社 じんじゃ 神を祀る施設
神職 しんしょく 神に奉仕し、祭祀(お祭り)や祈祷、神社の管理運営全般をつかさどる専門の宗教職
神饌 しんせん 「神への供物」 御饌(みけ)・御贄(みにえ)など分類がある。
神体 んたい 神霊が宿る物体(鏡・剣・玉・石など)
神道 しんとう 「日本固有の信仰体系」 教義よりも祭祀中心という特徴。
神徳 しんとく 神の恵みや力
神仏習合 しんぶつしゅうごう 本地垂迹 — 神と仏の融合思想
神仏分離 しんぶつぶんり 「明治の宗教政策」 廃仏毀釈を引き起こす。
神明造 しんめいづくり 伊勢神宮に代表される、直線的でシンプルな切妻屋根
随神門 ずいしんもん 門の一つで、邪悪なものが神域に侵入するのを防ぐ「随神(ずいじん)」と呼ばれる守護神の像を左右に安置したもの
崇敬者 うけいしゃ 住んでいる地域や血縁に関係なく、個人的な信仰やご縁によって特定の神社・寺院をあがめ、継続的に参拝する人
末社 すえしゃ 本社に付属する小規模な社
清浄 いじょう 穢れのない状態
摂社 せっしゃ 末社(まっしゃ)「本社と縁の深い小社」 末社より格が高い。
遷宮 せんぐう 「御神体の移動儀式」 伊勢神宮の式年遷宮が典型。
遷座 せんざ 神体を移すこと
創建 うけん 建物・社殿を建てた「建造の始まり」
創祀 そうし 神仏を初めて祀ること、あるいはその起源や由来
奏上 そうじょう  (言霊)を用いて神前で読み上げる
祖霊崇拝 それいすいはい 「先祖の霊を祀る信仰」 神道の死生観の中心。
 
  
大社造 たいしゃづくり 出雲大社に代表され、古代の住居を起源とする様式
大麻 たいま 神宮大麻などの御札
高天原 たかまがはら 「神々の住む天上界」 天津神の本拠。神話体系の中心。
玉垣 たまがき 瑞垣(みずがき)神域を囲む垣
玉串 たまぐし 「榊に紙垂を付けた供物」 参拝者の祈りを象徴。
手水舎 ょうずや・てみずや 「参拝前の清め場」 禊の簡略化儀礼。
勅使門 ちょくしもん 天皇陛下や天皇の使者(勅使)が参向した際にのみ出入りに使われる特別な門
鎮座 ちんざ 神がその地に祀られること
鎮守 ちんじゅ 土地・建物を守る神
手水 みず(ちょうず) 参拝前に手や口を清めること
天長節 てんちょうせつ 当時の天皇(昭和天皇)の誕生日を祝う日
鳥居 りい 神域と俗界の境を示す門
 
●  ・ぬ・
直会 なおらい 神事後に神饌を共にいただく儀礼
中臣祓 なかとみのはらえ 代表的な祓詞
流造 ながれづくり 屋根の正面が長く伸びて庇(ひさし)のようになっている
夏越の祓 なごしのはらえ 6月末の大祓
新嘗祭 いなめさい 11月に行われ、その年の収穫に感謝するお祭り。
和魂 にぎみたま 「穏やかな神の側面」 荒魂との二元性が神道神学の特徴。
日供祭 にっくさい 毎日行う祭祀
禰宜 宮司を補佐する神職
祝詞 りと 「神に奏上する言葉」 古語・定型句が多く、言霊思想と結びつく。
 
●  
配祀神 はいししん 神社で最も中心となる「主祭神」のほかに、その本殿や社殿にそえて祀られている神々のこと
拝殿 はいでん 「参拝者が拝む建物」 本殿とは役割が異なる。
八方除け はっぽうよけ 地相・家相・方位・日柄など、あらゆる方角から降りかかるすべての災難や悪事を取り除き、福徳を招くためのご祈願・お祓い
祓門 はらいもん 神社の境内に設置される、くぐることで心身の穢れ(けがれ)や厄を払い、無病息災や招福を願うための特別な門
はらえ 「罪・穢れを除く儀式」 大祓・小祓など種類がある。
祓詞 はらえことば 「祓のための祝詞」 大祓詞が代表。
神籬 もろぎ 神を招く依代
幣殿 いでん 本殿と拝殿の間の建物
幣帛 へいはく 神への供物
別表神社 べっぴょうじんじゃ 現代の神社本庁の主要神社分類
方位除 ほういよけ 九星気学に基づき、その年の「凶方位」や「八方塞がり」に位置する人が、災難を避け、無病息災や開運を願って神社やお寺で受けるご祈祷のこと
奉斎 ほうさい 神仏を敬い慎んでお祀りすること
奉幣 ほうへい/ほうべい 幣帛(へいはく)と呼ばれるお供え物を捧げること
本地垂迹 んじすいじゃく 「神は仏の化身とする思想」 神仏習合の理論的支柱。
本殿 ほんでん 「御神体を祀る建物」 神明造・大社造など建築様式が多様。
 
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末社 まっしゃ 「本社に付属する小社」 摂社より格下。
神酒 「神に供える酒」 直会で分かち合うことで神人共食となる。
巫女 みこ 「神に仕える女性」 古代は神託・口寄せを行うシャーマン的存在。
御輿・神輿 みこし 祭礼で神を乗せて運ぶ輿
瑞垣 みずがき 玉垣(たまがき)神域を囲む垣
みそぎ 「水で清める儀式」 祓の原型。
御霊 みたま 神や人の霊魂
御魂祭 みたままつり 祖霊を祀る祭り
御船祭 みふねまつり/みふねさい 神霊を乗せた神輿を船にうつし、水上を巡幸する神事・祭礼
名神大社 みょうじんたいしゃ 特に霊験あらたかな式内社
命婦 みょうぶ 古代の神社奉仕者
民間信仰 みんかんしんこう 「地域に根ざした信仰」 庚申・道祖神・稲荷など。
村社 らしゃ 旧社格制度の一つ
明治節 いじせつ 明治天皇の偉業をたたえ、誕生日を祝う日
元伊勢 もといせ 天照大御神(内宮)や豊受大御神(外宮)が伊勢神宮に鎮座する以前に「一時的に祀られていた」と伝承される地・神社の総称
物忌 のいみ 神事前に身を慎むこと
 
●  やゆよ
八百万神 やおろずのかみ 「無数の神々」 アニミズム的世界観の象徴。
厄除け やくよけ 年齢(厄年)による心身の不調や人生の転換期における災難を防ぐため
やしろ 神を祀る建物
八咫烏 やたがらす 「三本足の導きの神鳥」 神武東征の案内役。
山伏 やまぶし 日本の山岳信仰に基づく宗教「修験道(しゅげんどう)」を実践する修行者
幽界 うかい 死後の霊の世界
斎庭 ゆにわ 神事を行う清浄な場所
夜祭 まつり 夜間に行われる祭り
依代 よりしろ 神が宿る対象物(木・岩・鏡など)
 
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略祓詞 りゃくはらえことば 祝詞(のりと)の中で、最も短く簡略化されたもの
例祭 いさい 「毎年の正式な祭り」 神社の最重要祭祀。
霊験 れいげん 「神仏の不思議な力」 神社縁起の中心概念。
楼門 うもん 境内入口などに建てられる、2階建て(二層構造)の建築様式を持つ門
わん  
若宮 わかみや 「本宮の御子神を祀る社」 春日大社若宮が典型。

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