竹から産まれた美しい姫は、やがて月に帰って行っちゃうという物語
竹取りのお爺さんが山で竹をとっていると、一本の竹が金色に光っているのを見かけた。その竹を切ってみると中に小さな女の子が座っていた。おじいさんはこれは神様からの授かりものに違いないと言って、家に連れて帰り、かぐや姫と名付けて育てることにした。

その日からお爺さんが山へ竹を取りに行くといつも金色に輝く竹があり、その中にはたくさんの黄金があり、おじいさんはお金持ちになった。
三ヶ月ほどでかぐや姫は美しい娘に成長した。その噂は広まり、結婚の申し込みが殺到したが、かぐや姫は無理な注文をして諦めさせようとした。
やがて十五夜が近づくと、かぐや姫はおじいさんに、自分は月の都の者で、八月十五夜に月から迎えがやって来るとうち明けた。お爺さんは十五夜の日にたくさんの侍を雇ってかぐや姫を守ろうとした。しかし月の使者がやってくると侍達は全く動けなくなってしまった。
かぐや姫はお爺さんに命の袋を渡して別れを告げ、月の使者とともに月の都へと帰っていった。
お爺さんはかぐや姫からもらった命の薬を、「おまえがいないのに長生きしてもしかたがない」と言って火の中にくべてしまった。
かぐや姫の関連地
として有名なのは、奈良県広陵町と京都府京田辺市、そして静岡県富士市です。広陵町は竹取物語の主人公「竹取の翁」が住んでいたとされる場所で、京田辺市は物語の舞台になった可能性が高いとされています。また、富士市には、かぐや姫が富士山に帰るという伝承が残っています。
広陵町 (奈良県)
竹取物語との関係:広陵町は、竹取物語に登場する「竹取の翁」こと讃岐造(さぬきのみやつこ)が住んでいたとされる場所です.
讃岐神社:町内には讃岐神社があり、竹取物語の舞台の一つとされています.
かぐや姫の里:広陵町は「かぐや姫の里」として知られ、町をPRするキャラクター「かぐやちゃん」もいます.
イベント:春と秋には「かぐや姫まつり」が開催され、町内外のイベントにも「かぐやちゃん」が出席します.
馬見古墳群:広陵町を含む馬見丘陵には、大小250基以上の古墳が集中しており、古代勢力の首長墓群と考えられています.
京田辺市 (京都府)
有力な舞台候補地:京田辺市は、日本最古の物語である竹取物語の舞台となった可能性が高いとされています.
史料と出土品:古事記に登場する実名のかぐや姫(迦具夜比売命)の父である大筒木垂根王の名前や、物語に登場する地名など、多くの史料や出土品が京田辺市を指し示しています.
大筒木郷:京田辺市は、大筒木垂根王が治めていたとされる「大筒木郷」の一部であると考えられています.
竹の種類:京田辺市には、物語が書かれた時代に生えていたとされる真竹や破竹が多く、物語の舞台にふさわしいとされています
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富士市 (静岡県)
富士山への帰還:富士市では、かぐや姫が月ではなく富士山に帰るという伝承が残っています.
富士山縁起:この伝承は、富士山縁起という寺社の縁起書などに記されています.
ゆかりの地:富士市には、竹採塚、滝川神社、寒竹浅間神社など、かぐや姫ゆかりの地が点在しています.
富士山かぐや姫ミュージアム:富士市には、かぐや姫に関する資料を展示する「富士山かぐや姫ミュージアム」があります.
かぐや姫伝説の広まり:東泉院という寺院の活動により、富士山の南麓地域でかぐや姫伝説が広まりました.
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