三嶋大社伊豆国 静岡県三島市大宮町2丁目
平安時代の末、伊豆に流された源頼朝は深く崇敬し、源氏再興を祈願しました。神助を得てこれが成功するや、社領神宝を寄せ益々崇敬することとなりました。
頼朝の妻、北条政子奉納と伝えられる国宝「梅蒔絵手箱 及び 内容品 一具」は、当時の最高技術を結集させたものとしても有名です。
頼朝旗挙げ成功以来、武門武将の崇敬の社としても広く知られます。
古代では「名神大社」、近代では「官幣大社」、さらに伊豆国一宮という三つの高い格式を兼ね備えた、伊豆地方最高位の神社です。伊古奈比咩命神社と並び、古代から朝廷の崇敬を受けた伊豆国を代表する名社として今日まで信仰を集めています。
- 境内の見どころ
● 本殿(国重要文化財) 高さ約23mの巨大な社殿で、国内最大級の規模。 総欅素木造りで、精緻な彫刻が施される。
● 神池(しんち) 頼朝が放生会を行ったと『吾妻鏡』に記録。 中央には北条政子勧請の厳島神社。
● 金木犀(国天然記念物) 樹齢1200年と伝わる巨木で、秋には境内に甘い香りが満ちる。
● 総門(市指定文化財) 台湾檜を用いた昭和建築の傑作。 長さ6.4m・重さ約400kgの巨大しめ縄が象徴的。
● 宝物館(国宝・重文) 国宝「梅蒔絵手箱」(北条政子奉納) 太刀「銘 宗忠」(重文) など多数の文化財を所蔵。
- 御祭神:大山祇命[おおやまつみのみこと]、積羽八重事代主神[つみはやえことしろぬしのかみ]、御二柱の神を総じて三嶋大明神[みしまだいみょうじん]と称しています。
- 創建:時期は不明ですが、三嶋大社の信仰は、古来より伊豆半島・諸島の噴火造島に伴う信仰、また伊豆半島と諸島との海上交通に関わる信仰を背景に成立しました。奈良・平安時代の古書にも記録が残ります。
- 社格等:『延喜式神名帳』(927年) 式内社・名神大社
古代 伊豆国一宮
中世 三嶋大明神・東海随一の神格
近代社格制度 官幣大社
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