八大童子(はちだいどうじ)
明王
ご利益:煩悩退散、金運、商売繁盛、健康祈願、家内安全、学業成就など、様々な願いを叶えてくれる
不動明王に仕える8体の少年姿の神様で、「八大金剛童子」とも呼ばれます。仏教の教えである
四智と
四波羅蜜をそれぞれが体現しており、信者を守護して悟りへと導く役割を担っています。
守護と導き:仏教を信仰するすべての衆生を守り、悟りへと導く存在です。
仏の知恵と行いを体現:八大童子それぞれが、仏の持つ「四つの智恵(
四智)」と「四つの行い(
四波羅蜜)」を象徴しています。

代表的な童子の名前
慧光童子(えこうどうじ)
慧喜童子(えきどうじ)
阿耨達童子(あのくたどうじ)
指徳童子(しとくどうじ)
烏倶婆鵝童子(うくばがどうじ)
清浄比丘(しょうじょうびく)
矜羯羅童子(こんがらどうじ)
制多迦童子(せいたかどうじ)
不動明王の脇侍として2体の童子像(矜羯羅童子と制多迦童子)が置かれることが多く、これは八大童子の中でも特に有名な存在です。
運慶作の八大童子像など、高名な仏師による作品も現存しており、貴重な文化財となっています。
- 「四知(しち)」とは、中国・後漢の時代、不正な賄賂を「誰も知らない」と言って渡そうとした者に対し、役人の楊震(ようしん)が「天知る、地知る、我知る、子(し)知る」と返して断った故事に由来する言葉。悪事は必ず露見するという戒めであり、隠し事はできないという意味。
- 四波羅蜜(しはらみつ)は、仏教において「悟りの世界(彼岸)に到達するための4つの修行」または「涅槃に備わる4つの徳」を指します。一般的に、常・楽・我・浄の4つの徳、あるいは密教の金剛界曼荼羅で大日如来に近侍する4人の菩薩(金剛・宝・法・業)を指す言葉です。
- 不動明王|愛染明王|孔雀明王|五大明王|大元帥明王