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名所めぐりは過去に行ったことのある土地の紹介です。

どこへ行ったのか忘れてしまうので独遊庵の名所めぐり

星曼荼羅(ほしまんだら)北斗曼荼羅

曼荼羅円曼荼羅・独遊庵
密教における天体観測と信仰が融合した仏画の一種です。北斗七星や九曜星、黄道十二宮(西洋占星術の12星座)二十八宿などの星々を神格化し、仏教の諸尊とともに配置した宇宙観を表しています。 北斗曼荼羅とも呼ばれ、中国の陰陽五行説や占星術、道教の影響を強く受けています。
平安時代中期以降、天変地異や病気などの災いを払い、息災や寿命の延長(延命)を祈る密教の儀式「北斗法」や「本命星供」の尊像として祀られました。
人間の運命は星の動きに影響されるという考え方から、星を供養して災いを遠ざけ、長生きを願う「星供(ほしくう・星供養)」という法会の本尊として使われました。日本では平安時代以降、天台宗や真言宗の寺院で大切に祀られてきました。

●主な構成(三層構造)
画面の中央から外側に向かって、宇宙の秩序を象徴する星々が幾何学的に配置されます。
  • 中央(内院): 宇宙の中心(北極星の象徴)とされる「釈迦金輪(一字金輪)」を主尊として配します。その周辺に北斗七星を描きます。
  • 中層(第二院): 日・月・火・水・木・金・土に羅睺(ラフー)・計都(ケイトゥ)を加えた「九曜星」や、黄道十二宮(牡羊座・牡牛座などの十二宮)を配置します。
  • 外層(第三院): 月の通り道を28のエリアに分けた「二十八宿(月の星宿)」が周囲を取り囲みます。 星曼荼羅
構図の形式には、同心円状に配置された「円曼荼羅」と、方形(四角形)の枠で層に分けた「方曼荼羅」の2パターンが存在します。
東洋の天文学・密教思想と西洋占星術の起源が混ざり合った、学術的にも非常にユニークな仏画です。

息災や所願成就を祈る「星供(ほしく)」と呼ばれる行事が毎年金剛峯寺や各塔頭寺院で行われています

ご利益
災難除け、厄除け:天変地異や疫病など、災いを避けるために祈願します.
息災延命:健康と長寿を願う際に用いられます.
開運:運命を良くする、一年間の幸運を祈願します.
家内安全:家族の平安を願う場合に用いられます.
事業繁盛:商売繁盛を願うために用いられます.
学業成就:学業の成就を祈願します.

関連

  • 北斗法(ほくとほう)とは、平安時代以降に密教(特に真言宗)で盛んに行われた、北斗七星を本尊として天変地異の回避、病気平癒、寿命延長(息災延命)を祈願する修法のことです。北斗供(ほくとく)とも呼ばれ、主に個人の本命星(生まれ年の干支に対応する星)を供養する「本命星供」の形式などで実施されました。
  • 一字金輪(いちじきんりん)は、真言密教において大日如来が最高境地で説いた真言「ボロン(भ्रूं)」を人格化した、最高位の仏頂尊です。諸仏・菩薩の功徳を集約した存在とされ、特に息災・長寿を祈る「一字金輪法」の本尊として、かつては秘法とされた大変強い呪力を持つ仏です。
  • 九曜星(くようせい)は、インド占星術に由来し、七曜(日・月・火・水・木・金・土)に、羅睺(らごう・昇交点)と計都(けいと・降交点)の二つの星を加えた9つの天体のこと。運勢の吉凶や方位の善し悪しを判断する「九星術」の基盤であり、各星が9年周期で巡り、人の運勢を支配するとされる。
  • 両部曼荼羅別尊曼荼羅唯識曼荼羅 | 十二宮七曜・九曜二十八宿 | 十界曼陀羅