七曜・九曜(しちよう・くよう)
曼荼羅
七曜・九曜曼荼羅は、密教の星供(ほしく)で祀られる、七曜(しちよう)は太陽・月・五惑星(火・水・木・金・土)に、
羅睺星・
計都星の2星を加えた星々を仏として描いた図像。
星曼荼羅(ほしまんだら)の一部として、北斗七星や十二宮とともに運勢や厄除け(星祭り)の対象とされる。

・中央:北極星・
妙見菩薩 宇宙の軸を象徴する北辰妙見が蓮華座に坐し、剣と宝塔を持つ。 背後には北極星の光輪が輝き、法界の中心を示す。
・第2層:北斗七星 妙見を囲む円環に七尊が配置され、寿命・福徳・延命を司る。 各尊は蓮華座に坐し、星名(貪狼・巨門・禄存・文曲・廉貞・武曲・破軍)が記される。
・第3層:七曜・九曜 七曜(日・月・火・水・木・金・土)と九曜(羅・計を含む)が外周に円形配置。 各曜星は光輪を持ち、運命と時間の法則を象徴。
・第4層:
十二宮 十二宮神(獅子宮〜蟹宮)がさらに外側に配置され、季節と方位を守護。 各宮神は象徴動物や器物を持ち、胎蔵界の外院に対応。
・最外周:
二十八宿 二十八宿(昴宿・畢宿・觜宿・参宿・井宿・鬼宿・柳宿・星宿・張宿・翼宿・軫宿・角宿・亢宿・氐宿・房宿・心宿・尾宿・箕宿・斗宿・女宿・虚宿・危宿・室宿・壁宿・奎宿・婁宿など)が方形状に配置。
【七曜と九曜の由来】
インドの暦法に由来し、陰陽道で人の生年に配して運命の吉凶などを占う
星の信仰に由来し、古くから加護を願って車や衣服にあしらわれ、やがて家紋として広く用いられるようになった。
【七曜と九曜の表現】
星曼荼羅や現図胎蔵曼荼羅などに描かれる
九曜曼荼羅(くようまんだら)に仏を配すると、
真言宗や道中守護の札など信仰の対象となった。
九曜曼荼羅をかたどって文様化したものが「九曜文様」となる
- 羅睺(らごう、ラーフ)は、インド神話に由来するアシュラ(阿修羅)の一種で、日食や月食を引き起こす「捕らえる者」とされる凶星・怪星です。ヴィシュヌ神に首を斬られたが不死の霊薬を飲んでいたため、頭部(羅睺)と胴体(計都)が分かれて星となったとされ、インド占星術では九曜の一つに数えられます
- 計都(けいと、Ketu)は、インド神話や占星術(九曜)に由来する「影の惑星」で、日食・月食を引き起こす下降交点を指す隠曜です。羅睺(らごう)と一対の凶星とされ、災厄や誹謗を招く一方、精神的な成熟や解脱を司る星ともいわれます。
- 両部曼荼羅|別尊曼荼羅|星曼荼羅|唯識曼荼羅 | 十二宮|二十八宿 | 十界曼陀羅