海神を祀る神社で、竜宮伝説の舞台とも言われています。
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)と豊玉姫命(とよたまひめのみこと)を祭る海宮で、古くから龍宮伝説が残されています。一直線に並んだ5本の鳥居のうち2本は海中にそびえ、幻想的な雰囲気。
神代の昔、豊玉彦命(大綿津見神)が当地に宮殿を造り、その宮殿を“海宮(わたづみのみや)”と名づけ、この地が“夫姫(おとひめ)”と呼ばれるようになった。宮殿の大きさは、高さ一町五反余り、広さ八町四方もあったという。
満潮になると、社殿の近くまで海水が満ちてくる。その光景は、まさに龍宮を連想させるもので、山幸彦と豊玉姫命を結び付けた縁結びの井戸“玉ノ井”や満珠瀬、干珠瀬の伝説が乗っている。
海で釣り針を失くして困り果てていた彦火火出見尊は、塩椎神(しおつちのかみ)に導かれて海神に会ったところ気に入られ、その娘である豊玉姫と結婚。楽しく3年の月日を過ごしたが故郷を忘れられず、豊玉姫から宝の玉をもらい地上へ戻っていったという。
彼らの子である鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)は、豊玉姫の妹の玉依姫との間に神武天皇をもうけた。
主祭神は、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)