「日本一の軍神」ともいわれる建御名方(たけみなかた)の神のお妃とされる
・八坂刀売神(やさかとめのかみ):
諏訪大社 下社 秋宮、
諏訪大社・下社春宮、
諏訪大社 上社 前宮、
鎮西大社 諏訪神社
・前八坂刀売命(さきのやさかとめのみこと):
大星神社

日本の神の中でも民間信仰などによる土着神に含まれる。
諏訪周辺の神の一柱と言われる。
諏訪大社の祭神の一柱。諏訪大社の下社では、
建御名方(たけみなかたのかみ)の妻神として祀られています。また、
諏訪大社の上社の前宮では、主祭神として祀られています。
神格:水神、農業神、温泉の神、国造りの神など、様々な側面を持つとされています。
系譜:古事記や日本書紀には直接的な記述がなく、出自については諸説あります。安曇氏の出身とする説や、
饒速日命に従って天降った
天八坂彦命の娘とする説などがあります。
諏訪大社:諏訪大社では、下社(春宮・秋宮)の祭神として
建御名方とともに祀られています。
御神渡り:諏訪湖の御神渡りは、建御名方神が八坂刀売命のもとへ向かう様子を表しているとされ、冬の風物詩として知られています。
夫婦神:
建御名方と八坂刀売神は夫婦神として、子授けや安産の神としても信仰されています。
八坂刀売命が祀られている主な神社
諏訪大社・下社春宮
諏訪大社・下社秋宮
諏訪大社・上社前宮
日吉神社:新潟県南魚沼市
虎柏神社:東京都青梅市
その他
建御名方命との間に22柱の子神をもうけたとされています。
諏訪湖の御神渡り:冬の諏訪湖に現れる御神渡りは、建御名方命が凍った湖を渡って八坂刀売命に会いに行く様子を表した伝説です。
八坂の地を統べる女神:「八坂」は「八=多く」、「坂=境界」を意味し、「坂=姫・女神」を意味すると考えられており、多くの境界を守護し、八坂の地を統べる女神と解釈されます。
八坂刀売命は、諏訪大社の祭神としてだけでなく、信濃地方の開拓神としても信仰されています。
中世には、八坂刀売命を天竺の出身で
波斯匿王の娘とする
垂迹説話も流布しました。
- 建御名方(たけみなかた) :夫
- 饒速日命(にぎはやひのみこと)は、天照大神の命を受けて天磐船に乗り、大和に降臨した天津神で、物部氏の祖神とされます。父は天忍穂耳尊、母は栲幡千千姫命
- 天八坂彦命(あめのやさかひこのみこと)は、饒速日命に従って天降った三十二神の一柱とされます。伊勢神宮所管の「神麻続機殿神社」などに祀られる神で、伊勢神麻続連(かんおみはたつれ)氏の祖神と伝えられています。
- 天津神(あまつかみ)は、日本神話において「高天原(たかまがはら)」に住む神々、またはそこから地上に降臨した神々の総称です。国津神(くにつかみ)と対をなす概念で、天照大神をはじめとする天皇家の祖先神が天津神に属します。
- 波斯匿王(はしのくおう、Prasenajit)は、釈迦と同時代に中インドのコーサラ国を治め、仏教教団を熱心に保護した王様です。舎衛城(しゃえいじょう)に住み、釈迦の教えに帰依し、仏教の発展を支えた重要な人物
- 垂迹説話(すいじゃくせつわ)とは、仏教の「本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)」という考え方に基づいた物語群で、「神道の神々は、実は仏(仏・菩薩)が人々を救うために仮の姿(垂迹)として現れたもの」と説くものです。これは神仏習合思想(神と仏は本来一体であるという考え)の代表例で、平安時代から鎌倉時代にかけて発展し、各神社の祭神に本地仏(阿弥陀如来、観音菩薩など)が割り当てられ、神仏が融合して祀られました。
- 諏訪大社 下社 秋宮・長野県
- 大星神社・長野県
- 諏訪大社・下社春宮・長野県
- 諏訪大社 上社 前宮 ・長野県
- 鎮西大社 諏訪神社・長崎県