医王山 寶満寺(いおうざん ほうまんじ)
・移転の歴史: 江戸時代の寛永年間(1624〜1644年)に、相模国三浦郡三崎町(現在の神奈川県三浦市)から銚子へと移転してきました。当時は「西方寺」という名でしたが、宝永4年(1707年)に「寶満寺」へと改称されました。
・外川港開削との縁: 江戸時代前期に銚子の「外川湊(とかわみなと)」を開削し、現在の外川の街並みの礎を築いた紀州出身の豪商・崎山次郎右衛門も、このお寺(当時は西方寺)の建立・発展に深く尽力したと伝えられています。
・西本願寺の別院格: かつては非常に大きなお釈迦様(大釈迦)を誇り、京都の西本願寺の「別院」としての格式を持っていました。
・戦災からの再建: もともとは銚子市の中心部(末広町)にありましたが、昭和20年(1945年)の銚子大空襲により境内が全焼しました。昭和29年(1954年)に現在の台町の高台へと移転し、昭和31年(1956年)に千葉県内でも非常に早い時期の試みとなる鉄筋コンクリート造の近代的な本堂が再建されました。
- 開基(創著者): 銚子の外川港を開削した紀州出身の豪商・崎山次郎右衛門(さきやまじろうえもん)らが、江戸時代に建立・発展に深く尽力したと伝えられています。
- 創建年: 江戸時代初期の寛永年間(1624年〜1644年)です。当時は「西方寺」という名で相模国三浦郡三崎町(現在の神奈川県三浦市)にあり、その後に銚子へ移転、宝永4年(1707年)に「寶満寺」と改称されました。
- 宗派: 浄土真宗本願寺派(じょうどしんしゅうほんがんじは)です(京都・西本願寺が本山)。
- 本尊: 阿弥陀如来(あみだにょらい)です。
- 寺格(お寺の格付け): かつては非常に大きなお釈迦様(大釈迦)を誇り、京都・西本願寺の「別院」としての格式(別院格)を持っていました。
- 札所等(巡礼霊場): 浄土真宗の寺院であるため、一般的な各種観音霊場や八十八ヶ所などの公式な札所(霊場番号)には指定されていません。
・異国情緒ある本堂: 再建された本堂は、上層部に梵鐘(かね)が設置された洋館風のエキゾチックな外観をしており、独特の雰囲気を醸し出しています。
・現代美術の天井画(銚子百選): 本堂の外陣には、アメリカの著名な女流現代美術家ジェニファー・バートレットが手掛けた、321枚からなる鮮やかな天井画が広がっています(1992年11月完成)。彼女が実際に銚子で取材した魚、植物、和食器、着物などをモチーフに、手漉き和紙と岩絵の具で描かれた傑作です。
・銚子屈指の桜の名所(銚子百選): 約1万坪強の広大な境内には数多くの桜や椿が植えられています。春になると、高台へと続く参道沿いに見事な「桜のトンネル」が現れ、地元では福山雅治さんの名曲にちなんで「リアル銚子の桜坂」とも呼ばれ親しまれています。
2009年7月
ご近所