肥前最古といわれる加部(かべ)島の田島(たしま)神社。地域は魏志倭人伝の中で倭国本土の最初の地として登場する末盧国にあたる。大陸への最も安全な渡海ルートの要所であり、上代以来中央政府の重用を受けてきた。
古代においては「田島坐神社」として記録されている。肥前国唯一の名神大社で、肥前国一之宮と見られた時代もあった。
松浦党の海賊団や玄海の漁師たちが海上の危機にあった折、救いを求めた三女神を祀り、玄海の海上守護の神として広く知られています。
源頼光が寄進した鳥居、元寇(げんこう)の碇(いかり)石や豊臣秀吉が名護屋在陣の時使用したといわれる太閤石(たいこういし)、松浦の武士たちが寄進した武具などがあり歴史を感じさせます。
田島神社には「肥前国風土記」に記された松浦佐用姫(まつらさよひめ)伝説にまつわる、佐用姫神社があります。ここに祀ってある望夫石(ぼうふせき)は、朝鮮半島へ船出する大伴狭出彦(おおとものさでひこ)をいとおしみ、その悲しみのあまり佐用姫が石になったものだといわれています。訪れる人の心を打つ「夫恋ひ」の万葉歌碑もあります。
◎見どころ
● 頼光鳥居(肥前鳥居の最古級) 源頼光寄進と伝わる 三継ぎ構造の独特な肥前鳥居
● 海を望む鳥居 参道の先に玄界灘が広がる絶景 船から直接参拝したという伝承
● 佐與姫神社(佐用姫伝説) 恋人を想い石になった「望夫石」を祀る 縁結びのスポット
● 太閤石 豊臣秀吉が槍を突き立てたら割れたという伝説
● 元寇の碇石 元寇で使われた碇(いかり)と伝わる石
◎主祭神: 田心姫命; 市杵島姫命; 湍津姫命
配祀神:大山祇神・稚武王尊 - 日本武尊の子、仲哀天皇の弟。
◎創建:不詳。一説には弥生時代後期とされている。
◎社格等:国弊中社・名神
◎ご利益:合格祈願、交通安全、厄除け、学業成就、商売繁盛、家内安全、開運