相馬妙見 歓喜寺(かんきじ)福島県相馬市中村高池前43
相馬妙見歓喜寺(そうまみょうけん かんぎじ)日本三大妙見
かつてこの地を治めた旧相馬藩の藩主・相馬氏が深く信仰した「相馬妙見菩薩像」を本堂に祀る、東北地方における星信仰・妙見信仰の極めて重要な拠点です。
神仏分離により「仏の妙見様」を継承したお寺元々、相馬氏が信仰した妙見菩薩像は、藩の祈願所であった妙見堂(現在の中村城跡にある相馬中村神社)に祀られていました。しかし、明治時代の神仏分離(廃仏毀釈)によって神社から仏教の尊像が排除されることになり、明治3年(1870年)に正別当であった歓喜寺の本堂へと移されました。そのため、神道となった相馬三妙見社に対し、こちらは「仏教側の相馬妙見」を受け継ぐお寺となっています。
創建年不明。
宗派 真言宗豊山派
信仰 相馬妙見・妙見菩薩
関係氏族 相馬氏・千葉氏
見どころ
・北辰妙見大菩薩: 方位除け、開運、厄除けの守護仏として祀られています。
・歓喜天(聖天)信仰: 妙見菩薩だけでなく、夫婦和合や商売繁盛のご利益で知られる歓喜天(聖天様)も祀られています。
・随所に見られる相馬氏の家紋「九曜紋」:境内やお堂の至る所に、星信仰を象徴する相馬氏の家紋「九曜(くよう)紋」があしらわれています。本堂の大棟や手水鉢などで見ることができ、かつての藩主と妙見菩薩の深い結びつきを今に伝えています。
・ 貴重な文化財と「妙見寺大縁起絵巻」:寺院には、福島県指定重要文化財である「下総国千葉郷妙見寺大縁起絵巻(しもうさのくにちばごうみょうけんじだいえんぎえまき)」が伝わっています。これは相馬氏のルーツである千葉氏の妙見信仰の起源(ピンチに陥った平良文の前に妙見菩薩が現れて救う場面など)が描かれた大変貴重な絵巻物です。また、江戸時代初期に作られた漆・金箔仕上げの「木造狛犬」は相馬市の指定文化財となっています。