深雪山 醍醐寺(しんせつざん だいごじ)真言宗醍醐派の総本山
日本三名塔、法隆寺五重塔(奈良県)、醍醐寺五重塔(京都府)、瑠璃光寺五重塔(山口県)の3つの五重塔。
醍醐山全体を寺域としており、上醍醐と下醍醐からなる広い境内を有しています。
【歴史】
●874年に弘法大師空海の孫弟子である理源大師聖宝によって開創されました。
聖宝は、真言密教だけでなく山岳修行にも深く関わった僧侶です。
醍醐寺は醍醐山一帯を修行の場として発展し、 下醍醐=平地の伽藍 上醍醐=山岳修行の霊場 という非常に特徴的な寺院構成になりました。
●907年に醍醐天皇の勅願寺として伽藍が整備されました
●「下醍醐」と「上醍醐」
・ 下醍醐 現在、多くの参拝者が訪れる中心部です。 金堂 五重塔 不動堂 祖師堂 観音堂 三宝院 などがあります。 特に五重塔は、天暦5年(951)に完成したとされ、京都に現存する最古の五重塔です。
・上醍醐 醍醐山の山上にある修行・信仰の霊場です。 開山以来の醍醐寺の宗教的核心ともいえる場所で、准胝堂、薬師堂、開山堂、如意輪堂などがあります。
政府による真言宗の教王護国寺(東寺)中心の制度から一度大本山に列せられましたが、その後「真言宗醍醐派」として独立しました。
●豊臣秀吉と「醍醐の花見」: 応仁の乱などで一時荒廃しましたが、豊臣秀吉が最晩年に催した盛大な「醍醐の花見」をきっかけに大規模に再建・復元されました。秀吉が自ら設計したとされる「三宝院庭園」(特別史跡・特別名勝)
山号: 醍醐山・上醍醐(山岳伽藍)の山号 深雪山(しんせつさん)、下醍醐(平地伽藍)の山号 笠取山(かさとりやま)
宗派: 真言宗醍醐派
寺格: 門跡寺院・勅願寺・御願寺・総本山
本尊: 薬師如来(重要文化財)・上醍醐五大堂:五大明王
創建年: 貞観16年(874年)
開山: 聖宝
中興: 義演
札所等: 西国三十三所第11番(上醍醐)、真言宗十八本山第12番、近畿三十六不動尊霊場第23番(上醍醐)、西国薬師四十九霊場第39番、役行者霊蹟札所、神仏霊場巡拝の道第126番(京都第46番)
文化財: 金堂、五重塔、薬師堂ほか(国宝)、清滝宮本殿、如意輪堂、開山堂ほか(重要文化財)、三宝院庭園(特別史跡・特別名勝)
世界遺産
【見どころ】
・京都府最古の木造建築(五重塔): 下醍醐に立つ五重塔(国宝)は天暦5年(951年)に完成したもので、京都府内に現存する木造建築物の中で最も古い歴史を持ちます。
・三宝院の桃山時代の豪華な襖絵で飾られた葵の間、秋草の間、勅使の間(重要文化財)や表書院(国宝)など
三宝院は醍醐寺の塔頭で、歴代門主が務める門跡寺院として発展しました。 特に室町時代の満済、そして豊臣秀吉による「醍醐の花見」との関係が有名。