真言宗泉涌寺派(しんごんしゅうせんにゅうじは)
開祖:鎌倉時代前期の僧、
俊芿(しゅんじょう)。諡号(しごう)は月輪大師(がちりんだいし)。1218年に宇都宮信房から寄進された寺を、宋の様式を取り入れた四宗兼学(
真言・
天台宗・
禅・
律)の道場として再興しました。
本尊:
釈迦如来、
阿弥陀如来、
弥勒如来(泉涌寺)
本山 :
泉涌寺(せんにゅうじ)
京都・東山にある泉涌寺を総本山とする
真言宗の一派で、特に皇室との深い関係を持つことで知られています。「御寺(みてら)」とも呼ばれ、歴代天皇の菩提所として尊崇されてきました。

歴史と特徴
• 起源:鎌倉時代、月輪大師・俊芿(がちりんだいし・しゅんじょう)が宋から帰国後、戒律の復興を志して泉涌寺を中興しました。
• 宗風:
真言宗を中心に、
天台宗・
禅・
浄土・
律の四宗兼学の道場として発展。学問と修行の場として多宗派の融合を図った点が特徴です。
• 皇室との関係:後鳥羽上皇以降、歴代天皇の葬儀や陵墓が泉涌寺に設けられ、「月輪陵(つきのわのみさぎ)」として知られています。
�教義と組織
• 教義:
古義真言宗の教義に準じ、
密教の実践と戒律を重視。
• 組織:管長(泉涌寺長老)が宗派の代表を務め、宗議会や教学部などの部門が設置されています。
• 教育機関:種智院大学や洛南高校などを協同経営し、仏教教育にも力を入れています。
泉涌寺派は、厳かな宗風と皇室との歴史的つながりを持ちつつ、現代においても仏教文化の継承と教育に貢献しています。
関連