真言宗大覚寺派(しんごんしゅうだいかくじは)
京都・嵯峨の
大覚寺を本山とする
古義真言宗の一派で、皇室ゆかりの門跡寺院を中心に発展した宗派です。 教義は 古義真言宗(東密)に準拠し、特に 般若心経信仰(心経写経) を重視する点が大きな特徴です。
開祖:
空海(弘法大師)
本尊:
大日如来
大本山:
大覚寺(京都府京都市右京区嵯峨) 全国に約500の末寺
真言宗大覚寺派の教義は「古義真言宗の密教体系」に完全に準じ、中心教義は 大日如来信仰・
三密行・
即身成仏・
両界曼荼羅・
灌頂 の五本柱です。 さらに大覚寺派固有の特徴として、
般若心経信仰(心経写経)を特に重視する点が他派と大きく異なります。
- 根本尊:大日如来(密教の法身仏) 宇宙の真理そのものを表す根本仏。 胎蔵界(慈悲)と金剛界(智慧)の二相で示される。
- 中心教義:即身成仏(この身のまま成仏できる) 身(印)・口(真言)・意(観想)の三密を一致させることで、 来世を待たず現世で成仏できると説く密教の核心教義。
- 修行体系:三密行(身・口・意)
身密:印契(手の形)
口密:真言(マントラ)
意密:観想(曼荼羅世界の観入) → 三密を統合し、大日如来と一体化することを目指す。
- 曼荼羅観:胎蔵界・金剛界の両界曼荼羅 慈悲と智慧の二相を図像化した密教の世界観。 灌頂・修法の設計図として機能する。
- 灌頂(かんじょう)と伝法:師資相承の核心儀礼 灌頂は曼荼羅世界への参入儀礼。 大覚寺派は古義真言宗の伝統に従い、受明灌頂 → 四度加行 → 伝法灌頂の体系を維持。
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