普賢菩薩(ふげんぼさつ)
菩薩
ご利益:延命、健康、智慧、増益、そして女人救済などです。また、辰年・巳年生まれの人の守り本尊。
釈迦如来の脇侍として知られています。
知恵と慈悲の徳を持つ菩薩で、特に「全てにわたって賢い」という意味をもちます。
お釈迦様の右
脇侍として、
文殊菩薩とともに
釈迦三尊として祀られることが多く、また、単独で信奉されることもあります。

六本の牙を持つ白い象に乗り、合掌する姿で表現されることが一般的で、人々を救済し、延命や幸福、息災をもたらすとされています
サンスクリットでは「サマンタバドラ」と呼ばれます
乗り物:六本の牙を持つ白い象に乗っています。この象は清らかさや悟りの象徴であり、いかなる障害にも動じない強い意志を表します。
姿:慈愛に満ちた穏やかな表情で、
結跏趺坐(けっかふざ)して合掌する姿で表されることが多く、静かな心を象徴します。
役割:
釈迦如来の「手足」として、その智慧を実践し、民衆を救済します。
延命・幸福:慈悲と知恵を司り、息災延命や長寿幸福、厄除け、開運をもたらすと信じられています。
法華経との関連:
法華経では、普賢菩薩が「
普賢菩薩勧発品(ふげんぼさつかんぱつぼん)」において、法華経の修行者を守護すると誓っていることから、法華経信仰との結びつきが強い。
文殊菩薩との関係
普賢菩薩は、
文殊菩薩と対をなし、一対の脇侍として
釈迦如来の左右に並んで「
釈迦三尊」を形成します。
文殊菩薩が
釈迦如来の「頭脳」として知恵をつかさどるのに対し、普賢菩薩は「手足」としてその智慧を実践する役割を担います。
- 釈迦三尊(しゃかさんぞん)は、仏教において中央に釈迦如来、その左右に文殊菩薩(智慧)と普賢菩薩(理・修行)を配した仏像・仏画の安置形式です。飛鳥時代の法隆寺金堂本尊が代表作で、日本仏教の基本的な仏様の一つです。釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)や釈迦三尊像とも呼ばれます。
- 普賢菩薩勧発品(ふげんぼさつかんぼっぽん)は、法華経の最終章(第28章)で、普賢菩薩が釈迦の滅後に法華経を信仰・修行する者を守護し、教えを広めることを誓う内容です。この品では、法華経の受持・読誦・解説・書写の修行を奨励し、修行者が陀羅尼(呪文)で守られると説かれます。
- 弥勒菩薩|観音菩薩|千手観音|勢至菩薩|地蔵菩薩|虚空蔵菩薩|文殊菩薩|五大力菩薩|妙見菩薩|金剛薩埵 | 日光菩薩 | 月光菩薩 | 十一面観音
- 高野山の普賢院
- 山口県の室積の普賢寺
- 茨城県の江畔寺