| 菩薩 | お釈迦様の入滅後から弥勒菩薩が出現するまでの間、六道(六つの世界=地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)に迷う人々を救うことを誓った菩薩です。 大地のように広い慈悲で人々を包み込むという意味を持ち、日本では「お地蔵さん」として親しまれ、子供の守り神や道祖神として広く信仰されています。僧侶のような姿で描かれることが多く、右手には錫杖、左手には宝珠を持つのが代表的な姿です。 地蔵菩薩の役割と願い衆生の救済:仏がいなくなる「無仏の世」に、あらゆる生き類を救い、苦しみから助け出すことを本願としています。 地獄からの救出:特に地獄の苦しみから人々を救い出すと信じられ、代受苦の菩薩とも称されます。 「子供の守り神」としての信仰:子供の成長を見守り、もし夭折した場合はその死後を救ってくれる存在として尊崇されています。 姿や特徴 質素な容姿は、つねに人々のそばにいるとのメッセージを伝えている 僧侶の姿:慈愛に満ちた円満柔和な僧侶の姿に描かれるのが一般的です。 持ち物:右手には錫杖(しゃくじょう)、左手には宝珠(ほうじゅ)を持つ姿が代表的です。 道端の石仏:鎌倉時代以降、石に刻まれ道端などに祀られることが多くなりました。 民間信仰の対象:宗派を問わず、多くの人々に親しまれ、各地に様々な地蔵尊が造られ、地域に根ざした信仰を集めています。 「お地蔵さん」としての親しみ:畏敬の念を込めて「お地蔵さん」または「お地蔵様」と呼ばれ、親しみやすい仏様として身近な存在です。 よだれかけの風習:子供の無事を願って赤いよだれかけを奉納したり、冬には帽子や頭巾をかぶせたりする風習も、日本独自の民間信仰として今に受け継がれています。 |
| 種類 | 六地蔵は、六道という6つの世界(地獄道、畜生道、餓鬼道、修羅道、人間道、天道)を救うとされ、地域ごとに異なる名前と特徴を持ちます。 檀陀(だんだ)地蔵:地獄道を救います。 宝珠(ほうしゅ)地蔵:畜生道を救います。 宝印(ほうじゅ)地蔵:餓鬼道を救います。持地(じじ)地蔵:修羅道を救います。 除蓋障(じょがいしょう)地蔵:人間道を救います。 日光(にっこう)地蔵:天道を救います。 その他のお地蔵様 子安地蔵:安産や子どもの健康を願うために祀られます。 水子地蔵:流産や死産などで亡くなった赤ちゃんを供養するために祀られます。 縄解(なわとき)地蔵:苦しみから解放されることを願うお地蔵様で、特に苦難から解放されるご利益があると言われています。 延命地蔵:長寿を願うお地蔵様で、独特の半跏(はんか)像(片足を組む姿)で表現されることがあります。 棘抜き(とげぬき)地蔵:悪いことや痛みを抜き去ってくれるご利益があると言われています。 |
| ご利益 | 起源は、インドのバラモン教の神話に登場する大地の女神プリティヴィーで、大地を守護し、財を蓄え、病を治すといった利益信仰があり、これが仏教にも取り入れられ、地蔵菩薩が成立したとされています |