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名所めぐりは過去に行ったことのある土地の紹介です。

どこへ行ったのか忘れてしまうので独遊庵の名所めぐり

伊舎那天(いしゃなてん)

天部
仏教(特に密教)における護法神(天部)の一尊です。仏法を守護する十二の方角の神々である「十二天」の一柱であり、東北(艮=うしとら)の方角を司る守護神です。
元々はヒンドゥー教の最高神の一つであるシヴァ神の異名「イーシャーナ(Īśāna)」に由来し、仏教に取り入れられた際に神格化されました。別名として「大自在天(だいじざいてん)」と呼ばれることもあります。
伊舎那天(いしゃなてん)●方位の守護(東北・鬼門): 東北は古代中国や日本の陰陽道において「鬼門」にあたるため、伊舎那天は魔や災いが入るのを防ぐ強力な方除け・魔除けの神として信仰されています。
●姿形: 一般的には甲冑(よろい)や天衣を身にまとい、顔に三つの目があり、左手にどくろ杯、右手に三叉戟(さんさげき)を持ち、黄色い牛に乗り、どくろの首飾りをつけた忿怒相(ふんぬそう)で表現されます。

密教 胎蔵界曼荼羅の東北隅に配されます。
欲界の第六天(他化自在天)の主。諸々の魔衆の主。

十二天としての役割: 東西南北およびその間の方角・上下を護る十二天の中で、伊舎那天は鬼門を護る重要な役割を担います。
十二天の神々
帝釈天(東):インドラ神 神々の王。雷を操る。
火天(東南):アグニ神 火の神。供物を仏に届ける。
焔摩天(南):ヤマ神 冥界の主。死後の裁判官
羅刹天(西南):ラクシャサ神 破壊と強欲の魔王が帰依
水天(西):バルナ神 水の神。龍を従え、水難を守る。
風天(西北):ヴァーユ神 風の神。生命の息吹を司る。
毘沙門天(北):クベーラ神 財宝と武勇の神(多聞天)。
伊舎那天(東北):シヴァ神 最高神の化身。鬼門を護る。
  以上が八方天
梵天(天):ブラフマー神 宇宙の創造神。天上から世界を見守る。
地天(地):プリティヴィー女神 大地の女神。大地を支え、豊穣をもたらす。
日天(日):スーリヤ神 太陽の神。その光で世界の闇と無知を照らす。
月天(月):チャンドラ神  月の神。清涼な光で人々の熱悩を除く。
以上十二天

●ご利益
凶暴な性格の神々を従えて東北の方位を守護し、病や悪運の潜むといわれる鬼門を守っています。
悪縁や腐れ縁などのわずらわしい人間関係を絶ち、離縁するための強力な護符とされています。
しつこく付きまとう疫病神を退治し、自由で平和な人生を取り戻す強力なパワーを秘めています。

関連

  • 四天王弁才天勧喜天(聖天)深沙大将迦楼羅吉祥天鳩摩羅天十二神将善女龍王大黒天 |摩利支天
  • 十二天(じゅうにてん)とは、真言密教において、世界の八方(四方四維)と上下、日・月の計12の空間・方位を守護する12の仏教の善神(護法神)です。インドの古代神話の神々が取り入れられたもので、特に「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」などの重要な密教儀式で壇上に掛けられ、悪魔を伏して仏法を守る役割を持つ。
  • 四方四維(しほうしゆい)とは、仏教において東西南北の四方(しほう)と、その中間の東北・東南・西北・西南の四隅(四維、しい)を合わせた、水平方向の全方位(8方位)を指す言葉です。仏教空間においてあらゆる方向や全宇宙を表す概念として用いられます。
  • 胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)は、真言密教空海が伝承)において『大日経』に基づき、大日如来の慈悲が世界へ放射される様子を描いた図像。正式名称は「大悲胎蔵生曼荼羅」。母親が胎児を育むように、衆生の仏性を育て悟りへ導く理(真理)の世界を表し、金剛界曼陀羅と共に「両界曼荼羅」として本尊とされる。